星になれたなら

つみあげログです

「愛するということ」によせて

連作のページ一覧は こちら

背景

ぼくには大切で大好きな推しがいます。

日ごろ元気をくれる推しに対して、「活動してよかった」と思ってもらえるようなことをしたいと常々考えるのですが、 誰かに何かを与えるということに関してとんと自信がなく、与えるとは何か、大事にするとは何かを問う毎日です。 それがわからずしてどうして推し活ができましょうか。

さて、ぼくは文学理論ひいては西洋思想を修めております。

ということで、今回は西洋思想であるところの、 Erich Fromm の「愛するということ」を紐解きまして、 与えることや人を大事にすることとは何かを学び、もって推し活に資することとしましょう。

どうしてブログにするのか

思想書を読むひとはそう多くないようですが、面白いよ、というのがまずひとつ。

それから、Twitter の紙幅では思想の展開に限界があり、Twitter というプラットフォーム(少なくともぼくのフォロワーの利用形態)でそういう文書を望んでいる人がいないというのがひとつです。

実際にやってみましょう。

急にアクセル踏むじゃん、風邪ひくわ

「愛するということ」を選んだ理由

  • 作者の立場として「愛は技術である」と断定していること
    • 技術ならがんばれば習得できますよね!
  • 比較的近年の著作であること
    • 時代背景・思想潮流が現代の感覚と近く、読みやすいことが多いです
  • 思想で引用されるのがフロイトスピノザ、その他数名であること
    • 引用件数が少なく、その引用先も比較的読解しやすい思想なので読みやすいと思いました

この連作でやること・やらないこと

  • Do's
    • がんばったこと、感じたことの記録
  • Don'ts
    • 引き写し
      • リファレンスや目録のようなものは期待しないでください
    • 思想解説
      • 哲学者をあたってください

なので、「おー、読んでるね」と格闘の様子を楽しんでいただき、 思想本って楽しいよ、ということが伝えられたらと思います。

底本

Erich Fromm, (2020), 愛するということ, 紀伊国屋書店