星になれたなら

つみあげログです

「Software Design 2023年2月号 今さら聞けないログの基本」によせて

連作のページ一覧

  • 一章 ログの基礎とログ出力のしくみ TBU
    • Linux のログ管理のしくみについてです
  • 二章 Web サーバログの読み方・調べ方
    • Apache / nginx のログに関してです
    • LTSV / Combined Log Format は AWS Athena の SerDe でバトって以来知ってるので今回は省略します
  • 三章 ロギング設計の基本 TBU
    • アプリケーションのログの設計についてです

背景

ぼくはログを読むことも書くことも自己流でやっています。 そんな中で、Linux のログに関するしくみ、アプリケーションのログの設計の体系知が欲しいなと感じていました。

「第一章」「第三章」を選んだ理由

まず、Linux のログについて。 今日の Containerized な世界観では syslog を扱うよりも、 fluentd などで stdout / stderr を吸い出すことのほうがずっと多いでしょう。 とはいえ、Linux Desktop やオンプレ環境では依然 syslog を扱うことになる以上不要な知識ではないですし、Linux という巨大なエコシステムを支え続けているログの仕組みを知ることはどんなログの設計においても役立つでしょう。 そこで、Linux のログは外せないトピックかと考えています。

また、アプリケーションのログの設計について。 ログを書く方法は世の中に数あれど、そこに書くべき情報は何か、どういう形式であれば後々利用しやすいかなどを考慮した適切な設計ができるでしょうか。 こうした悩みはロギングライブラリの肩に載ってさえ完全に解決する問題ではありません。 そこで、ログ設計に関しても外せないトピックだと考えています。

この連作でやること・やらないこと

  • Do's
    • がんばったこと、感じたことの記録
  • Don'ts
    • 引き写し
      • リファレンスや目録のようなものは期待しないでください
    • 技術解説
      • RFC やその他書籍をあたってください

なので、「おー、読んでるね」と格闘の様子を楽しんでいただき、 プログラミングの勉強って楽しいよ、ということが伝えられたらと思います。

底本